イコライザー [映画2014]
 | イコライザー (2014) 【監督】アントワーン・フークア 【出演】デンゼル・ワシントン / マートン・ソーカス / クロエ・グレース・モレッツ / デヴィッド・ハーバー / ヘイリー・ベネット / ビル・プルマン / メリッサ・レオ |
[70点]「19秒で世の不正を完全抹殺する」ホームセンターの従業員として働くロバート・マッコール。大人しい彼は、真面目で職場の仲間たちからの信頼も厚い。ある日、行きつけの喫茶店で知り合った少女テリーが、職場で酷い扱いを受けていることを知る。黒幕がロシアン・マフィアであることを知り、見過ごすことができないロバートは、単身で乗り込みあっという間に「解決」してしまう。彼は元CIAのトップエージェントだった。
1980年代にTVで放送された「ザ・シークレット・ハンター」と映画化したクライム・アクション。元CIAのトップエージェントだった男が偶然知り合った少女のためにロシアン・マフィアと闘うさまを描く。監督はアントワーン・フークア監督で、主演は「トレーニングデイ」でもコンビを組んだデンゼル・ワシントン。共演のテリー役にクロエ・グレース・モレッツ、殺し屋テディ役にマートン・ソーカス。
強い。圧倒的に強い。中盤登場のテディも不気味なんだけどそれを完全に手玉に取る強さ。やや追い込まれ気味の終盤でさえ、なんか余裕を感じる主人公。たまにはこんな勧善懲悪ものも良い。武器現場調達型なアクションも見ていて面白い、なんか懐かしいドラマ見ている感じ。
太っちょの成長を見守る映画でもある。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー [映画2014]
 | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー (2014) 【監督】ジェームズ・ガン 【出演】クリス・プラット / ゾーイ・サルダナ / デイヴ・バウティスタ / ヴィン・ディーゼル / ブラッドリー・クーパー / リー・ペイス / マイケル・ルーカー / カレン・ギラン / ジャイモン・フンスー / ジョン・C・ライリー / グレン・クローズ / ベニチオ・デル・トロ |
[70点]「宇宙よ、これがヒーローか」自らを「スター・ロード」と名乗るトレジャーハンターであるピーターは、幼い頃地球から誘拐された過去を持つ。ある日、彼は依頼を受け苦労しながらも「オーブ」と呼ばれる球体を手に入れる。しかし、実はそのオーブがパワーストーンと言われる巨大な力を秘めたオーブでありその力を利用し銀河の征服を企む集団に狙われる羽目になってしまう。そこでピーターは成り行きで出会った仲間達と共に彼らに立ち向かう。
お馴染みマーベル・コミック原作シリーズ。成り行きから銀河の平和を守ることになったヒーロー達の活躍を描く痛快アクション大作。主演はクリス・プラット。共演にゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ。監督はジェームズ・ガン。
供向けかと思ったて観たら結構面白かった、いや、むしろ大好き、こういう映画。
特徴あり過ぎるキャラクターが喧嘩しながら絆を深めていくというお約束的な展開で全体的にお気軽に進み、楽しめながら観れた。と言って油断してるとグルートの展開で心揺さぶられたりともう、ずるい。
観た後で知ったんだけど、ほとんど台詞の種類のないグルートの声をヴィン・ディーゼルが担当してたり、ベニチオ・デル・トロが原型をとどめてない役で出演したりと見逃したことも多かった、吹き替えで見てちょっと後悔した。続編もありありのエンドだったし、あったら観るかな。
ケヴィン・ベーコン（byフットルース）は地球は救っていない、たぶん。
オール・ユー・ニード・イズ・キル [映画2014]
 | オール・ユー・ニード・イズ・キル (2014) 【監督】ダグ・リーマン 【出演】トム・クルーズ / エミリー・ブラント / ビル・パクストン / ブレンダン・グリーソン / ジョナス・アームストロング / トニー・ウェイ / キック・ガリー / フランツ・ドラメー / ノア・テイラー / ドラゴミール・ムルジッチ / シャーロット・ライリー / 羽田昌義 |
[80点]「日本原作、トム・クルーズ主演」未来。謎の侵略者「ギタイ」によって地球は壊滅寸前の状態にあった。そんな中、軍の広報担当であるケイジ少佐は最前線の現場を訪れるが、そこで司令官の怒りを買い、兵士として闘うことになってしまう。戦闘経験のほとんど無いケイジは「ギタイ」の前にあっけなく命を落とす。しかし再び気が付いた彼の目の前には一日前の光景が広がっていた。
桜坂洋のライトノベルをトム・クルーズ主演で送るSFアクション大作。近未来の地球を舞台に侵略者と闘う羽目になった男が謎のタイムリープに捕らわれ不可思議な死を繰り返しながらその謎に迫っていく。共演はエミリー・ブラント、ビル・パクストン。監督はダグ・ライマン。
面白かった。もともと戦闘経験ゼロ、スキルもゼロ、やる気もたぶんゼロの人間が自分の死を繰り返しながら、自分を成長させながら正しい選択肢と未来を探す様は見ていてなんか楽しい。また、それと同時に死を繰り返す辛さや仲間の死を何度も目にする辛さも描かれていて哀しさもちゃんと描かれている。ラストへの持って行き方もトム・クルーズらしくてある意味安心。
原作は未読だけど読んでみるかな。
万能鑑定士Q －モナ・リザの瞳－ [映画2014]
 | 万能鑑定士Q －モナ・リザの瞳－ (2014) 【監督】佐藤信介 【出演】綾瀬はるか / 松坂桃李 / 初音映莉子 / ピエール・ドゥラドンシャン / 橋本じゅん / 村杉蝉之介 / 児嶋一哉 / 角替和枝 / 村上弘明 |
[60点]「彼女の瞳に 世界が惑わされる。」新聞記者の小笠原はレストランへの取材中に一人の不思議な女性・凜田莉子に出会う。彼女は万能鑑定士と名乗り、その鑑定眼である強盗事件を解決する。その事件で知り合った朝比奈よりルーブル美術館の臨時学芸員として推薦される。朝比奈は凜田の密着取材をすることを決め、パリへ同行する。
松岡圭祐の「万能鑑定士Qの事件簿」シリーズを実写化したミステリー。名画「モナリザ」をめぐる巨大な陰謀に立ち向かう万能鑑定士と呼ばれる凜田莉子の活躍を描く。監督は佐藤信介、主演は綾瀬はるか、共演に松阪桃李、初音映莉子。
原作未読。ちょっと展開に無理があるところがあるけどそこを気にしないならテンポも良いし小気味良いお話になっている。万能鑑定士の能力の出番が少なくすぐ挫折してしまうので、もっと万能っぷりを発揮するシーンが見たかった。
12枚のモナリザは並ぶと圧巻だった。本物じゃないけど。
ポリス・ストーリー／レジェンド [映画2014]
 | ポリス・ストーリー／レジェンド (2013) 【監督】ディン・シェン 【出演】ジャッキー・チェン / リウ・イエ / ジン・ティエン / グーリー・ナーザー / ジョウ・シャオオウ / リュウ・ハイロン / ユー・ロングァン |
[70点]「レジェンド」クリスマス間近の北京。娘ミャオから呼び出され繁華街にあるナイトクラブを訪れた刑事ジョン・ウェン。ジョンはミャオからクラブのオーナーを恋人だといきなり紹介され当惑する。そんな中、店内でもめ事がおこり仲裁に入った彼は背後から何者かに殴られ気を失ってしまう。気づいたとき彼は椅子に拘束されていた。
人質籠城事件に巻き込まれた刑事がその背後にある本当の意味とそれに関わる自分の過去に立ち向かう姿を描いた刑事ドラマ。主演はジャッキー・チェン、共演にリウ・イエ、ジン・ティエン。監督はディン・シェン。
前作で「アクション大作」からの引退を宣言したジャッキー・チェンの最新作。と言うことは今作はアクションが無いかというとそうではなく量は多くなくとも印象的なアクションがあり不満はなし。ただストーリーに重きを置いている感はあり、中盤以降の謎解きの展開は見応えがあった。全体的に重く、暗い雰囲気の映画ではあるが見終った後にそれを引きずらない作品で楽しめる作品でありました。
ジャッキー・チェンにはこんな感じでも良いので映画を作り続けて欲しいものだ。
テルマエ・ロマエII [映画2014]
 | テルマエ・ロマエII (2014) 【監督】武内英樹 【出演】阿部寛 / 上戸彩 / 北村一輝 / 竹内力 / 宍戸開 / 笹野高史 / 市村正親 / キムラ緑子 / 勝矢 / 曙 / 琴欧洲 / 菅登未男 / いか八朗 / 松島トモ子 / 白木みのる |
[70点]「世紀のSF（すごい風呂）超大作」古代ローマ帝国。すっかり有名なテルマエ設計技師となったルシウス。今回はハドリアヌス皇帝からコロッセオにテルマエを作るように命じられる。グラディエーター向けのテルマエの設計に悩むルシウスはまたも現代の日本へタイムスリップしてしまう。
お風呂ダイスキコメディー作の続編。今作もテルマエ計技師であるルシウスが皇帝ハドリアヌスより命じられる難題を、平たい顔族（日本人）の住む現代日本へタイムスリップしながら解決する様を描く。主演は前作から引き続き阿部寛、共演に上戸彩、市村正親と顔の濃い人たち。監督も前作と同じ武内英樹。
オフロダイスキ。今作でも前半に小ネタのオンパレードで後半の展開に流れ込むスタイル。古代ローマの史実にお風呂ネタをうまく被せていて楽しく見れる映画に仕上がっている。前作からのキャストも勢揃いなのも懐かしくも嬉しい、特に百人隊長の登場にはニヤニヤがとまらなかった。
とりあえず「指圧の心は母心、押せば命の泉湧く」が凄いのはよく分かった。
トランセンデンス [映画2014]
 | トランセンデンス (2014) 【監督】ウォーリー・フィスター 【出演】ジョニー・デップ / モーガン・フリーマン / レベッカ・ホール / ポール・ベタニー / キリアン・マーフィー / ケイト・マーラ |
[70点]「もし、コンピュータに 科学者の頭脳を インストールしたら」人工知能の研究家であるウィル、彼はある学会からの帰りに反テクノロジーを唱える過激派集団の凶弾に倒れる。ウィルの妻であるエヴリンは、彼の死を受け入れることができず、彼の死ぬ間際に彼の意識をコンピューター・ネットワーク上にアップロードすることに成功する。そしてウィルは加速度的に進化し始める。
死ぬ直前にその意識をネットワーク上にアップロードされた天才科学者。彼が引き起こす予測不能の出来事を描くSF大作。監督はウォーリー・フィスター、主演はジョニー・デップ、共演にモーガン・フリーマン、レベッカ・ホール。
人間の意識がデータ化されアップロードされたらどうなるのか？というテーマのお話なんだけど導入部分が結構長い。後半はネットの世界に行ってしまうジョニー・デップの見せ場だと言われれば納得するけど、個人的にはちょっと退屈だった。それでも後半の展開はなかなかでウィルの行動が暴走なのか、それとも違うのかという謎解きをかなりのテンポでみせてくれる。
製作総指揮にクリストファー・ノーランの名前があったのに最後に気が付いた。
ダイバージェント [映画2014]
 | ダイバージェント (2014) 【監督】ニール・バーガー 【出演】シェイリーン・ウッドリー / テオ・ジェームズ / アシュレイ・ジャッド / ジェイ・コートニー / レイ・スティーヴンソン / ゾーイ・クラヴィッツ / マイルズ・テラー / トニー・ゴールドウィン / アンセル・エルゴート / マギー・Q / メキー・ファイファー / ケイト・ウィンスレット / ベン・ロイド・ヒューズ / クリスチャン・マドセン / エイミー・ニューボールド |
[60点]「たった一度の性格診断で未来は決まる」近未来、世界大戦が終わり生き残った人々は新たな社会制度を築き上げた。それは人類を性格ごとに「勇敢」「高潔」「平和」「無欲」「博学」の５つの共同体に分け、それぞれの役割を行うことで社会が成り立っているものであった。「無欲」出身の少女ベアトリスは、16歳になり共同体への適性を調べる「選択の儀式」に参加する。しかし彼女の適性はどれにも属さない「異端者」であった。彼女はそれを隠して生きる決意をする。
全米でバストセラーになった新人作家ベロニカ・ロスのティーン向け小説を映像化。５つの共同体で社会が成り立つ近未来を舞台に過酷な運命を担うことになった少女を描く近未来アクション。主演はシェイリーン・ウッドリー、共演にテオ・ジェームズ、アシュレイ・ジャッド。監督はニール・バーガー。
なんか物足りない。５つの共同体とか凝った設定があるのにイマイチ使いこなしてないし、「異端者」をそれほど怖がる危険さが伝わってこない。見終った後、原作がティーン向け小説だったことを知って妙に納得、なんかトライワイトに似てるんだ、たぶん。
主役よりアシュレイ・ジャッドとケイト・ウィンスレットに目がいくのはオッサンだからか。
ミケランジェロ・プロジェクト [映画2014]
| ミケランジェロ・プロジェクト (2013) 【監督】ジョージ・クルーニー 【出演】ジョージ・クルーニー / マット・デイモン / ビル・マーレイ / ジョン・グッドマン / ジャン・デュジャルダン / ボブ・バラバン / ヒュー・ボネヴィル / ケイト・ブランシェット / ディミトリー・レオニダス |
[70点]「ザ・モニュメンツ・メン」第二次世界大戦下のヨーロッパ。ナチスにより占領された国では、世界的価値のある美術品も略奪されていた。それに危機感を抱くハーバード大学付属美術館館長のストークスは、戦場になった国々で美術品や歴史的建築物を保護するための部隊「モミュメンツ・メン」を結成する。戦場を奔走する彼らだが、戦況がナチスに劣勢になってきたある日、ヒトラーが略奪した美術品を全て焼却処分するという情報が彼らの元に伝えられる。
第二次世界大戦末期、ナチスから美術品や歴史的建造物を守る任務についた実在した部隊「モミュメンツ・メン」の活躍を描く。監督・主演はジョージ・クルーニー、共演にマット・デイモン、ビル・マーレイ。
戦場で美術品を保護するという変った視線から戦争を描いた作品。人命か美術品かというテーマで重々しくなるかと思いきや全体的にコミカルなテンポで進む。ただ、シリアスな場面も結構あるのにそのテンポのためか淡泊に感じてしまう。史実でもあるためか大げさな盛り上がりはないけど結構な豪華キャストでもあり見応えはあった。
当初では「ミケランジェロ・プロジェクト」という邦題で公開予定だったのにいつの間にか中止になってのは何故。
ラストミッション [映画2014]
 | ラストミッション (2014) 【監督】マックG 【出演】ケビン・コスナー / アンバー・ハード / ヘイリー・スタインフェルド / コニー・ニールセン / リヒャルト・サメル / トーマス・レマルキス / マルク・アンドレオーニ / ブルーノ・リッチ |
[70点]「職業、スパイ。 弱点、16歳の娘。」ベテランCIAエージェントのイーサンは、あるミッションで仲間を失いながらも敵を追い詰める。しかし、急に意識が朦朧とし敵を取り逃がしてしまう。目覚めた彼は医師から余命数ヶ月の宣告を受ける。残された時間を別れた家族と過ごすために彼は仕事を辞めパリへと向かう。思春期まっただ中の娘ゾーイとの関係を改善しようと悩む彼の前にCIAの女エージェントのヴィヴイが現れ、仕事を依頼する。断るイーサンだが、報酬として提示されたのは病気の治療を可能とする試験薬だった。
病に冒されたCIAエージェントが家族の絆を取り戻すために危険なミッション挑む姿をユーモアを交えながら描くサスペンスアクション。主演はケヴィン・コスナー、その娘役ゾーイにアンバー・ハード、女エージェント役にヘイリー・スタインフェルド。監督はマックG、脚本にリュック・ベッソンも名を連ねる。
なかなか楽しめた。ミッションを行うパートはアクションで、家族パートではコミカルにと一度で二度美味しい感じ。キャストに女性陣が多く、画面もとっても華やかなんだけど女エージェントがいまいち何考えているのかわからなかった、内面も外見も。
