パラレルワールド・ラブストーリー [映画2019]
| パラレルワールド・ラブストーリー (2019) 【監督】森義隆 【出演】玉森裕太 / 吉岡里帆 / 染谷将太 / 筒井道隆 / 美村里江 / 清水尋也 / 水間ロン / 石田ニコル / 田口トモロヲ |
[50点]「真実の世界は、どっちだ？」最先端研究を行うバイテック社に入社した敦賀崇史は親友の三輪智彦から彼女を紹介される。津野麻由子と名乗るその女性は、学生時代の崇史が心密かに思いを寄せた女性だった。激しい嫉妬に苦しむ崇史であったが、ある朝目が覚めると麻由子が彼女となり同棲生活をおくっている世界になっていた。
東野圭吾の同名ベストセラーを映画化したミステリー・ラブストーリー。少しだけ異なる2つの世界＝パラレルワールドの中で繰り広げられる奇妙な三角関係をミステリアスに描く。主演は玉森裕太、共演に吉岡里帆、染谷将太。監督は森義隆。
なんかモヤモヤする。「記憶操作」というキーワードは面白そうで良いのだけれどそこへ行き着くまでの動機がイマイチで誰にも感情移入できずに終わってしまった。原作は未読だけど映像化にして何かが足らなかったんだろうか。
スノー・ロワイヤル [映画2019]
| スノー・ロワイヤル (2019) 【監督】ハンス・ペテル・モランド 【出演】リーアム・ニーソン / トム・ベイトマン / トム・ジャクソン / エミー・ロッサム / ローラ・ダーン / ジョン・ドーマン / ドメニク・ランバルドッツィ / ジュリア・ジョーンズ / ガス・ハルパー / マイケル・リチャードソン / マイケル・エクランド / ブラッドリー・ストライカー / ウェズリー・マッキネス / ニコラス・ホームズ / ベンジャミン・ホリングスワース / マイケル・アダムスウェイト / ウィリアム・フォーサイス / エリザベス・タイ / デビッド・オハラ / ラオール・トゥルヒージョ / ナサニエル・アルカン / グレン・グールド / ミッチェル・サドルバック / クリストファー・ローガン / アーノルド・ピノック / ベン・コットン |
[60点]「壮絶な、 全くかみ合わない 戦いが始まる」コロラド州キーホー。雪深いこの地で毎日除雪作業を行うネルズ・コックスマン。その働きが認められ模範市民賞を受賞することに。しかしそんな彼のもとに息子の訃報が届く。息子の死に疑問を持った彼は独自に捜査を始める。
2014年のノルウェー映画「ファインティング・ダディ 怒りの除雪車」のリメイク。殺された息子の復讐に立ち上がる男の大暴走をブラックユーモアを交えつつ過激に描く。監督はオリジナルと同じハンス・ペテル・モランド。主演はリーアム・ニーソン。共演にトム・ベイトマン、エミー・ロッサム。
うーん、微妙。最初こそ執念の父親の復讐劇って感じはするんだけど、途中から置いてけぼりになっているのがどうも。そのまま大騒動になるならまだしも最後にまた戻るし。今作がリメイク作品とは知らなかったのでオリジナルも見てみるかな。
運び屋 [映画2019]
 | 運び屋 (2018) 【監督】クリント・イーストウッド 【出演】クリント・イーストウッド / ブラッドリー・クーパー / ローレンス・フィッシュバーン / マイケル・ペーニャ / ダイアン・ウィースト / アンディ・ガルシア / イグナシオ・セリッチオ / アリソン・イーストウッド / タイッサ・ファーミガ |
[70点]「前代未聞の実話」退役軍人のアール・ストーンは若い頃は園芸の世界で有名な存在であったが仕事を優先するあまり家族とは距離をおくことになり90歳になろうとする今では孤独な毎日を送る老人であった。ある日、「車の運転をするだけで大金がもらえる」という仕事を紹介される。それが大量のドラッグを運ぶ「運び屋」であることに気づくも周りに疑われることなくアールは仕事を続けていく。
凄腕の運び屋の正体が老人であったという実話をモチーフに巨匠クリント・イーストウッドが監督・主演で贈る犯罪ドラマ。共演はブラッドリー・クーパー、アンディ・ガルシア。
孤独な老人が運び屋という犯罪を通じて失ったものを取り戻してゆく様を描いている。犯罪映画なのでもう少しピリピリした映画かと思ったが、老人の生活に中心に描いておりイーストウッドの飄々とした演技が心地よい。人生の大先輩ゆえか怖いもの知らずの姿勢でチンピラたちと繰り広げる会話も観ていてなかなか爽快でありました。
翔んで埼玉 [映画2019]
| 翔んで埼玉 (2018) 【監督】武内英樹 【出演】二階堂ふみ / GACKT / 伊勢谷友介 / ブラザートム / 麻生久美子 / 島崎遥香 / 成田凌 / 中尾彬 / 間宮祥太朗 / 加藤諒 / 益若つばさ / 武田久美子 / 麿赤兒 / 竹中直人 / 京本政樹 |
[80点]「空前絶後のディスり合戦開幕」かつて埼玉県民は東京都民からひどい差別を受けていた。東京の超名門校である白鵬堂学院でも生徒会長の壇ノ浦百美によって埼玉県民は容赦ない迫害を受けていた。ある日、アメリカから麻美麗という男子学生が転校してくる。容姿端麗で立ち振る舞いも完ぺきな彼は他の生徒から絶大な人気を得る。しかし彼には重大な秘密があった、それは実は彼は隠れ埼玉県人であるということであった。
「パタリロ！」の作者、魔夜峰央による埼玉県民がひたすら迫害を受けるという架空の世界を舞台にしたギャグ漫画を何を血迷ったか映像化。監督は武内英樹、主演はGACKT、共演に二階堂ふみ、伊勢谷祐介。
まさしく大茶番劇。10年ほど埼玉県民だった自分にとって大いに笑い、楽しませてもらいました。原作も読んでいたので最初に実写化と聞いたときは正直正気の沙汰では無いと思ったけど、観てみるとなんかうまくまとまっていたような気がする。いや、まとまってなくてもそれはそれでいいのか。
「埼玉と言っただけで口が埼玉になってしまいます」
なるほど、さっぱりわからん。
クリード 炎の宿敵 [映画2019]
 | クリード 炎の宿敵 (2018) 【監督】スティーブン・ケイプル・Jr 【出演】シルヴェスター・スタローン / マイケル・B・ジョーダン / ドルフ・ラングレン / テッサ・トンプソン / ウッド・ハリス / フィリシア・ラシャド |
[80点]「戦わなければならない奴がいる」ついに世界チャンピオンになったアドニス・クリード、その傍らにはロッキーの姿があった。恋人ビアンカとの結婚も決まり順風満帆な毎日を送るアドニス。その彼に挑戦を挑む男が現われる、その男の名はヴィクター、かつてアドニスの父アポロと戦いその命を奪ったイワン・ドラゴの息子であった。アドニスはロッキーの助言も聞かず挑戦を受けることにするのだが。
「ロッキー」シリーズからのスピンオフ第二弾。ロッキーの大親友であったアポロの忘れ形見アドニス・クリードを主役に置き、今作では「ロッキー4/炎の友情」でのアポロとイワン・ドラゴの戦いをベースにその息子たちの戦いを描き出す。
クリード第二弾。何をテーマにと思ったらロッキー4のドラゴ＝ドルフ・ラングレン登場。そんなことされたら見るしかないと。この「クリード」シリーズを観て思うのは、オリジナルで描けなかった理想的な家族風景を描いているような印象がある。今作でも試合の終わり方を含めストーリー後半が家族愛に満ちたものになっていて「ロッキー」シリーズとはちょっと違うとこかなと。
まあ一番驚いたのはブリジット・ニールセンの登場なんだけどね。
ハンターキラー 潜航せよ [映画2019]
 | ハンターキラー 潜航せよ (2018) 【監督】ドノヴァン・マーシュ 【出演】ジェラルド・バトラー / ゲイリー・オールドマン / コモン / リンダ・カーデリーニ / トビー・スティーブンス / ミカエル・ニクヴィスト |
[80点]「そこは音だけが《見える》戦場」米国原子力潜水艦がロシア近海で行方不明となる。その捜索のためハンターキラーと呼ばれる潜水艦アーカンソーが向かう。目的海域に着くといきなり攻撃を受ける、艦長であるジョー・グラスはなんとか撃退する。また同じ頃ネイビーシールズの地上偵察部隊がロシア国内の不穏な情報を確認すべく行動していた。
行方不明になった米国潜水艦の捜索に向かったハンターキラーと呼ばれる攻撃型原子力潜水艦がロシアのクーデターに巻き込まれ第三次世界大戦勃発の危機に立ち向かう様を描いた潜水艦アクション。監督はドノヴァン・マーシュ、主演はジェラルド・バトラー、共演にゲイリーオールドマン、トビー・スティーヴンス。
大好物潜水艦モノ、十分楽しめた。潜水艦と地上部隊、2つの視点で話は進んでいくのでテンポも良い。まあ都合主義的な展開はあるかもしれないけどこんな感じの映画にはそれもまた必要かと思う。両艦長のやり取りは熱いし最後の盛り上がりもなかなかの爽快感でもありました。
ゲイリー・オールドマンがなんか普通のオジサンに見えた。
祈りの幕が下りる時 [映画2019]
 | 祈りの幕が下りる時 (2018) 【監督】福澤克雄 【出演】阿部寛 / 松嶋菜々子 / 溝端淳平 / 田中麗奈 / キムラ緑子 / 烏丸せつこ / 春風亭昇太 / 音尾琢真 / 飯豊まりえ / 上杉祥三 / 中島ひろ子 / 桜田ひより / 及川光博 / 伊藤蘭 / 小日向文世 / 山崎努 |
[70点]「さらば新参者―」日本橋署に勤務する刑事加賀恭一郎。彼の母親は加賀が幼い頃に蒸発し、19年前に失踪先で亡くなっていた。加賀は彼女の遺品の中に日本橋付近の橋の名前が書き込まれたカレンダーを見つけ、その意味を長年にわたり調べていた。ある日、彼の甥でもある警視庁捜査一課の松宮から捜査中の事件の容疑者宅から橋の名前が記されたカレンダーがあったことを聞かされ、彼は激しく動揺する。
東野圭吾原作の新参者シリーズ。阿部寛主演での劇場版２作目であり、新参者シリーズ完結編。同時期に起こった２件の殺人事件の真相に迫る中、自分の過去と向き合うことになる様を描き出すミステリードラマ。主演は阿部寛、共演に溝端淳平、松嶋菜々子。監督は福澤克雄。
原作は読了済み。過去の事件と現在発生中の2件の事件が絡んでるやや複雑な設定もあり序盤は説明口調なので導入部分は少しとっつきにくいかも。でも、主人公加賀恭一郎が遅れて登場した後は流れに乗れるはず。今までの物語であった親子の確執の原因や日本橋にこだわる理由とか伏線はちゃんと回収されていて完結編なんだと感じられて少し寂しい。まだまだ続けられると思うんだけど。
エンドロール時にドラマ編の懐かしい面々が登場していて驚いた。結構豪華なのにクレジットに名前無いとは。
ザ・プレデター [映画2019]
| ザ・プレデター (2018) 【監督】シェーン・ブラック 【出演】ボイド・ホルブルック / トレバンテ・ローズ / オリヴィア・マン / トーマス・ジェーン / キーガン＝マイケル・キー / ジェイコブ・トレンブレイ |
[70点]「一番強いヤツは、どこだ」傭兵クインは任務の途中、正体不明の飛行物体が墜落するのを目撃する。地球外から来た物体と確信したクインはいくつかの装置を秘密裏に自宅へ送るも政府に身柄を拘束されてしまう。一方、自宅に届いた部品を受け取った息子ローリーはその装置を起動させてしまう。
SF映画の人気キャラクター、プレデター。今作は1987年に公開された1作目の続編として作成されたSFアクションアドベンチャー。監督はその1作目に俳優として出演していたシェーン・ブラック。主演にボイド・ホルブルック、共演にジェイコブ・トレンブレイ、オリヴィア・マン。
何度目のプレデターか。お話的にはいつもの展開なんだけどプレデターの存在が既知としているところがちょっと面白い。思わせぶりな最後にもなっているのでこちらもちょっと期待している。
ウーピー・ゴールドバーグ風エイリアンて。
ＭＥＧ ザ・モンスター [映画2019]
| ＭＥＧ ザ・モンスター (2018) 【監督】ジョン・タートルトーブ 【出演】ジェイソン・ステイサム / リー・ビンビン / レイン・ウィルソン / ルビー・ローズ / ウィンストン・チャオ / クリフ・カーティス / マシ・オカ |
[70点]「悲鳴ごと、飲み込まれる」大陸からはるか200kmの沖合に浮かぶ海洋研究施設。ジャン博士率いる研究チームは未知の海溝調査を行っていたが、その最中行方不明となってしまう。ジャン博士は暗い過去を持つものの凄腕のベテランレスキューダイバーのジョナス・テイラーに救出を依頼する。
絶滅したと思われていた古代の巨大ザメ「MEG」との戦いを描くパニック・アクション。主演はご存知ジェイソン・ステイサム、共演にリー・ビンビン、クリス・カーティス。監督にジョン・タートルトープ。
お金がかなりかかっているようだけど楽しめるB級映画。定番のサメ映画ではあるけれど、一難去ってまた一難の見本の様な展開はジェイソン・ステイサムの存在感もあり身を任せて観てられる。
でも最後はやっぱり肉弾戦。
レディ・プレイヤー1 [映画2019]
 | レディ・プレイヤー1 (2018) 【監督】スティーヴン・スピルバーグ 【出演】タイ・シェリダン / オリヴィア・クック / マーク・ライランス / サイモン・ペッグ / T．J．ミラー / ベン・メンデルソーン / 森崎ウィン |
[80点]「最高の、初体験」2045年の地球。現実世界が荒廃するなか、人々はVRの世界「オアシス」で楽しむようになっていた。この世界を楽しむ青年ウェイドは「オアシス」の創設者ハリデーが遺した宝＝イースター・エッグを求めて仲間と共に謎に挑んでいた。その彼の前に一人の少女が現われる。
巨匠スティーヴン・スピルバーグが贈るSFアドベンチャー大作。VRの中で行われるお宝争奪戦の行方を80年代のポップカルチャーを交えながら描く。主演はタイ・シェリダン、共演にオリヴィア・クック、サイモン・ペッグ。
面白かった。VRの中でのお宝争奪戦がメインなんだけど現実世界とVRを巻き込んでのお話でテンポよく話が進むので140分の長さはまったく感じなかった。懐かしいキャラクターもポッと出てきてとても楽しめた。
俺がガンダムだ（そんなことは言ってない）。
