パッセンジャー [映画2017]
 | パッセンジャー (2016) 【監督】モルテン・ティルドゥム 【出演】ジェニファー・ローレンス / クリス・プラット / マイケル・シーン / ローレンス・フィッシュバーン |
[60点]「90年も早く２人だけが目覚めた理由は１つ」宇宙船アヴォロン号、その宇宙船はコールドスリープされた5000人の乗客を乗せて地球を旅立ち、120年かけて新天地を目指す。出発から30年経ったある日、一つのポッドだけが起動しコールドスリープが解除されてしまう。目覚めてしまった男、ジムはほどなく90年早く目覚めてしまったことに気付き、絶望的な孤独感に悩まされる。
120年のコールドスリープで新天地に向かう宇宙船の中、90年も早く目覚めてしまった男女の運命を描くSFラブストーリー。監督はモルテン・ティルドゥム。主演はクリス・プラット、共演にジェニファー・ローレンス、マイケル・シーン。
平ったい、やや盛り上がりに欠ける。前半の人情劇、後半がアクション主体と途中から雰囲気が変わって飽きないのだけど、全体的に観ている側の思った選択肢の通り話が進んでいく感じがある、ある意味王道ではあるのだろうけど。ローレンス・フィッシュバーンは出番短すぎ。
ラストシーンにはアーサーの姿も欲しかった。
グレートウォール [映画2017]
 | グレートウォール (2016) 【監督】チャン・イーモウ 【出演】マット・デイモン / ペドロ・パスカル / ウィレム・デフォー / ジン・ティエン / アンディ・ラウ |
[70点]「誇り高き仲間を信じて、“伝説”に立ち向かえ」傭兵のウィリアムは魔法の粉～黒色火薬～を求めて中国大陸を旅する。ある日野盗に追われ、振り切ろうとした矢先目の前に巨大な城壁が現れる。城壁を守る警備隊に捕らえられたウィリアムだったが、警備隊が“何か“との戦いに備えているのに気付く。そして彼もまたその“何か”との戦いに巻き込まれていく。
中国の巨匠、チャン・イーモウ監督が「万里の長城」の存在を大胆な解釈で描いたファンタジー・アクション。主演はマット・デイモン、共演にジン・ティエン、アンディ・ラウ。
怪作。最初、警備隊の鮮やかなかつカッコいい鎧のデザインに惹かれれる(特に鶴軍)→実戦直前の有り様もなんか格好良く期待が膨らむ→実戦になり、その微妙な戦い方に涙する、そんな映画。個人的にはツボで結構楽しめたが、細かいことは無視する大らかな心が無いと突っ込み倒して終わる。
ウィレム・デフォーが結構お茶目(特に最後)。
トリプルX：再起動 [映画2017]
 | トリプルX：再起動 (2017) 【監督】D・J・カルーソ 【出演】ヴィン・ディーゼル / ドニー・イェン / ディーピカー・パードゥコーン / クリス・ウー / ルビー・ローズ / トニー・ジャー / ニーナ・ドブレフ / ロリー・マッキャン / マイケル・ビスピン / トニ・コレット / サミュエル・L・ジャクソン / ネイマールJr. |
[70点]「極限世界（xXx）を体感せよ」アメリカ政府の凄腕エージェント「トリプルX」であるザンダー・ケイジ、現在はその仕事から離れ生活していたが、旧友であるギボンズが極秘任務中に死んだとの連絡を受け、その任務を引き受けることに。ザンダーは仲間たちと新たなチームを結成し、軍事衛星を自在に操ることのできる“パンドラの箱“奪回に挑む。
アメリカ政府の極秘エージェントの活躍を描く「トリプルX」シリーズ第３弾。主演は１作目からの復帰となるヴィン・ディーゼル。共演にドニー・イェン、ディーピカー・パードゥコーン。監督はD.J.カールソー。
２作目は観てない。けど、普通に楽しめた。このシリーズは自分の中では豪華版B級映画の位置付けになるけど、今作も期待通りの派手なアクションと美女わんさか登場と細かいことは気にしないストーリー。気楽に見るなら最適の一本。
ネイマールがネイマールだった。
ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー [映画2017]
 | ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー (2016) 【監督】ギャレス・エドワーズ 【出演】フェリシティ・ジョーンズ / ディエゴ・ルナ / ドニー・イェン / ベン・メンデルソーン / マッツ・ミケルセン / アラン・テュディック / フォレスト・ウィテカー / チアン・ウェン / リズ・アーメッド |
[80点]「希望は死なない」優秀な科学者であるゲイレン・アーソの一人娘であるジン・アーソ。幼いころに父と生き別れた彼女は一人でこの過酷な時代を生き抜いていた。ある日、反乱軍の将校であるキャシアン・アンドーから父が帝国軍の究極兵器「デス・スター」の設計に関わっていたという話を聞かされる。そこで彼女は父の真意を測るべく、幼いころ世話になったソウ・ゲレラに会いに行く。
「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフ作品。エピソード４でレイア姫がR2-D2に託した"デス・スター”の設計図がどのように反乱軍の手に渡るかまでを描いたSFアドベンチャー。
監督はギャレス・エドワーズ。主演はフェリシティ・ジョーンズ。共演にディエゴ・ルナ、ドニー・イェン。
結末が分かっている物語ではあるけれど、十分楽しめた。特に昔から気になっていた”デス・スター”の分かり易い弱点の存在に道筋をつけたことはちょっと満足。しんみりするラストを迎えるかと思いきや本編の出演陣が大暴れしてエピソード４に繋げるところは流石にテンション上がる。
May the Force be with us.
スーサイド・スクワッド [映画2017]
 | スーサイド・スクワッド (2016) 【監督】デヴィッド・エアー 【出演】ウィル・スミス / ジャレッド・レト / マーゴット・ロビー / ジョエル・キナマン / ヴィオラ・デイヴィス / ジェイ・コートニー / ジェイ・ヘルナンデス / アドウェール・アキノエ＝アグバエ / アイク・バリンホルツ / スコット・イーストウッド / カーラ・デルヴィーニュ / アダム・ビーチ / 福原かれん |
[70点]「世界はこいつらに託されてしまった！」スーパーマンがいなくなった世界。より凶悪になってきている犯第者に対し政府は最後の手段として特殊な才能を持った人間を集め部隊を作る。特殊な才能を持ったが故彼らは全員極悪人であり、一癖も二癖もある彼らだったがなんとか「スーサイド・スクワット」を結成する。
アメコミ、DCコミックスの世界観のなか、特殊犯罪者からなる部隊「スーサイド・スクワット」と人類外の未知の敵との戦いを描くバイオレンス・アクション。主演はウィル・スミス、マーゴット・ロビー、ジョエル・キナマン。監督はデヴィット・エアー。
ハーレイ・クイン観たさで鑑賞。ウィル・スミス演じるデッド・ショットが極悪人になりきれていない感はあるけど、その分ハーレイ・クインがとび抜けているので問題なし。人類外の未知なる敵に打撃系武器(バット)で立ち向かうさまは観ていて楽しい。何気にエンチャントレスことカーラ・デルヴィーニュも魅力的でありました。
バットマンはベン・アフレック。
手紙は憶えている [映画2017]
| 手紙は憶えている (2015) 【監督】アトム・エゴヤン 【出演】クリストファー・プラマー / マーティン・ランドー / ブルーノ・ガンツ / ユルゲン・プロホノフ / ハインツ・リーフェン / ディーン・ノリス / ヘンリー・ツェニー |
[70点]「手紙は憶えている」９０歳の老人ゼヴ。彼は妻の死さえも忘れてしまうほど自身の認知症も悪化し施設で日々を過ごしている。ある日、施設仲間のマックスから一通の手紙を託される。そこには彼とマックスの家族の敵である男の名前が記されていた。ゼヴは最後の自分の役割を果たすため旅に出る。
認知症による記録障害に苦しみながらも一通の手紙を頼りに若かりし頃の復讐を遂げるために旅を続ける老人の姿を描いたサスペンス・ドラマ。主演はクリストファー・ブラマー、共演にマーティン・ランドー、ブルーノ・ガンツ。監督はアトム・エゴヤン。
主人公が老人（というか記憶障害）ありきのお話。普通の人ならこうはならないよね、って思いながら鑑賞。ラスト5分も驚愕するほどではないけど、手紙の冒頭にあった「あなたは私を覚えてないが、私は覚えている」の本当の意味が分かって納得。答えは最初からあったんだと。
電車内で出会う男の子とその家族の優しさに泣きたくなった。
ザ・コンサルタント [映画2017]
 | ザ・コンサルタント (2016) 【監督】ギャヴィン・オコナー 【出演】ベン・アフレック / アナ・ケンドリック / J・K・シモンズ / ジョン・バーンサル / ジーン・スマート / シンシア・アダイ＝ロビンソン / ジェフリー・タンバー / ジョン・リスゴー |
[80点]「職業、会計コンサルタント」小さな会計事務所を営むクリスチャン・ウルフ。彼は他人とのコミュニケーションに問題があるが数字に関しては超人的な能力を持つ。そんな彼のもとに大手メーカーであるリビング・ロボ社の財務調査の仕事が舞い込む。調査開始からたった数日で問題に気付いた彼だったが、その矢先仕事は一歩的に打ち切られてしまう。
天才的な会計士かつ凄腕の殺し屋という変わったアンチ・ヒローを描くクライム・サスペンス。主演はベン・アフレック。共演にアナ・ケンドリック、J．K．シモンズ。
面白かった。前半は表稼業での手腕を発揮、後半は裏稼業で暴れまくるので全般で無敵の活躍しまくり。それに加えヒロインがいたり、少年時代の回想からのエピソードがあったり、最後の"相棒"の正体といろいろ詰め込んでいるがうまくまとまっていて鑑賞後の爽快感がたまらない。
"相棒"もヒロインももう一度活躍がみたいので続編あれば是非。
ジェイソン・ボーン [映画2017]
 | ジェイソン・ボーン (2016) 【監督】ポール・グリーングラス 【出演】マット・デイモン / トミー・リー・ジョーンズ / ヴァンサン・カッセル / アリシア・ヴィキャンデル / ジュリア・スタイルズ / リズ・アーメッド / アトー・エッサンドー / スコット・シェパード / ビル・キャンプ / ヴィツェンツ・キーファー / スティーヴン・クンケン |
[70点]「取り戻した記憶すべてが覆された時、新たな戦いが始まる」ジェイソン・ボーンが姿を消してから何年も経ったある日、元同僚のニッキーはCIAのサーバーから極秘情報を盗み出す。その情報は「トレッドストーン計画」の全貌に関わるもの
であった。この情報をどうにかボーンに渡そうと彼とコンタクトしようと試みるニッキーであったが彼女は逆にCIAに追跡されており、長官のデューイはボーン抹殺のため暗殺者を送り込む。
”ジェイソン・ボーン”シリーズ第５作目。前作はボーンの出番は無かったので、今作は復帰作ともいえるサスペンス・アクション。主演は、もちろんマット・デイモン、共演にトミー・リー・ジョーンズとアリシア・ヴィカンダー。監督も３作目以来となるポール・グリーングラス。
４作目は観てないけど三部作は鑑賞済み。久しぶりにボーンの”痛い”アクションを堪能できた。悪役のトミーもヴァンサン・カッセルもいい味出してるしアリシアも初々しく張り切ってる感じが出ていて好印象。ただ、お話的にはほぼ立ち止まってるのは残念。
ちゃんと話が前に進むなら続編求む。
君の名は。 [映画2017]
| 君の名は。 (2016) 【監督】新海誠 【出演】 |
[80点]「まだ会ったことのない君を、探している」山深い田舎町で暮らす女子高生の宮水三葉、彼女はある日東京の男子高校生になっている夢を見る。一方東京に住む男子高校生の立花瀧は田舎の女子高生になっている夢を見る。何度か同じ夢を見るうちにそれが夢ではなく、現実社会で彼女たちが入れ替わっていることに気付く。
戸惑いながらも入れ替わり生活を楽しみ、お互いに好感を持ち始めたころ、急に入れ替わりが起こらなくなってしまう。そこで瀧は三つ葉に会いに行くことを計画する。
体が入れ替わるという奇妙な体験を通じて心通わせる男女を描くSFファンタジーアニメーション。監督は新海誠。声の出演は神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみ。
面白かった。前半の青春全開のラブコメディストーリーから一転ギアチェンジして後半へと展開するので一気に引き込まれた。まあいろんな要素を詰め込る感はあるけど結果として自分好みの面白い話になっていると思うので十分。
口噛み酒のインパクトが強すぎる。
グランド・イリュージョン 見破られたトリック [映画2017]
 | グランド・イリュージョン 見破られたトリック (2016) 【監督】ジョン・M・チュウ 【出演】ジェシー・アイゼンバーグ / マーク・ラファロ / ウディ・ハレルソン / デイヴ・フランコ / ダニエル・ラドクリフ / リジー・キャプラン / ジェイ・チョウ / マイケル・ケイン / モーガン・フリーマン |
[70点]「ド派手なイリュージョンで巨大な悪を暴く」数々のイリュージョンを仕掛け世間を賑わせた「フォー・ホースメン」が一年ぶりに活動を再開する。ターゲットは巨大IT企業のプレゼン会場、個人情報に関する不正を暴露しようとするも何者かに妨害され、身柄まで拘束されてしまう。そんな彼らの前に現れたのは死んだはずの天才エンジニア、ウォルターであった。
イリュージョン・チーム「フォー・ホースメン」の活躍を描くクライム・サスペンスの続編。主演は前作と同じくジェシー・アイゼンバーグ、マーク・ラファロ。今回は敵役としてダニエル・ラドクリフが出演。監督はジョン・M・チュウ。
前作から3年ぶりの続編。敵味方とも前作からの続投が多く、話もかなり関連性が高いので正当な続編でもあるし前作を見てないとついていけないところもあるかも。内容は展開的には前作と同じで数々のトリック披露と種明かしをちゃんとやってくれる。まあやや無理感があったりするけど、すっきりしながら見続けることができた。最後はあのキャラがおいしところを全部持っていってしまったけれども。
女優さんはなぜ変わってしまったのだろう。
